今回は以前にやった手形についてもう少し詳しく学習します。
手形か~。債権とか債務だね。
たしか受け取ったら受取手形(資産)、支払ったら支払手形(負債)だったっけ。
そうそう。それだけ分かっていれば手形取引の5割は理解したも同然。
じゃ、とりあえず、手形がどんなものなのか、から始めましょう。
手形というのは支払期日、支払場所、金額が確定している証券(紙っぺら)です。
手形の扱いは手形法という法律で定められています。
手形には種類が2つあり、それぞれを「約束手形」「為替手形」と呼びます。
種類は2つありますが「約束手形」「為替手形」は勘定科目ではないので注意してください。
どちらも「受取手形」「支払手形」という勘定を用います。
手形取引の登場人物には役割に応じた名前があります。
約束手形では振出人(ふりだしにん)、名宛人(なあてにん)の2者。
為替手形では振出人(ふりだしにん)、名宛人(なあてにん)、指図人(さしずにん)の3者です。
約束手形では振出人=手形を支払う人、名宛人=手形を受取る人です。
為替手形では振出人=手形取引はなし、名宛人=手形を支払う人、指図人=手形を受け取る人、になります。
約束手形と為替手形で同じ名前なのに役割が違うところが若干覚えにくいですが、
正直なところ、簿記検定上この「振出人」などの名前自体覚える必要はありません。
無論、知っていた方がいいのですが、試験で名前を問われることはないので大丈夫。
ただ、それぞれの立場での仕訳ができることが重要です。
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