簿記2級の工業簿記の主題は「製品一個当たりの原価を求める」つまり原価計算です。
原価計算の勉強を少しでもやったことがある方ならご存知だと思いますが、
原価計算の種類はたくさんあります。
まずそれぞれの原価計算の意義を理解することが重要です。
ここを何となく分かった気でいると後で(´・ω・)?な状態になってしまいますからご注意を。
原価計算は大きく実際原価計算と標準原価計算に二分できます。
さらに生産形態によって個別原価計算、総合原価計算に分けられ、
さらには等級別総合原価計算、組別総合原価計算など、さまざまな方法があります。
共通点もありますが、それぞれに特有の計算方法などもあり、これらを覚えるのはいささか面倒です。
なんでこんなに種類作ってるんだよ(`Д´)ノ
と言いたくなりますが、冷静に考えればこれは仕方のないことです。
市場に出回っている商品の大半が何らかの加工を受けています。
つまり膨大な種類の製品があるわけで、それぞれの製造方法も異なっているわけです。
クッキーの作り方と家屋の作り方が違うように、製造方法が違うということは、
お金のかかり方にも違いがあるということです。
似たような製造方法をカテゴライズして、それぞれに適切な原価の計算方法を考えていったら、
原価計算の種類が多くなってしまった。
という風に考えればどうでしょう。
私は、むしろ少なく済んでるなぁと思いますが(^^;)
それぞれの原価計算が用いられるにはそれなりの理由があります。
そこをしっかり掴んでおきましょう。
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