簿記はとっつきにくい印象があります。†と言うのも専門用語がたくさん登場し、 そこで私が実践してきた 簿記の勉強に限らず、 |
簿記に限らず、どんな勉強にも言えることですが、
全く未知の分野を学ぶ時、
始めから細部にこだわると勉強はなかなか前へ進みません。
大枠をつかみましょう。
大体何をやっているのか(どんな単語が出てくるのか)を漠然と把握しながら、
意味が分からなくても「ふーん」と思いながら、先へ進みましょう。
具体的には、巻頭の目次や章の導入文だけでも構いません。
とりあえず教材の全ページを15~30分くらいで読んでみましょう。
私は独自に「りんごアップルの法則」なるものを勝手に提唱しているのですが、
人の記憶というものは一回情報を入力しただけでは定着しません。
繰り返し、記憶を更新してやって、やっと定着するものなのです。
だから、
「一度勉強したところなのにどうして問題が解けないんだろう(´・ω・`)」
と嘆かないでください。
前提が間違っています。
「1回や2回勉強したくらいで覚えていないのは当たり前」という発想に切り替えてください。
そうすれば
「今回問題が解けなかったのは、まだまだ記憶の定着がなされていないからだ。もっとやろう(`・ω・´)」
とポジティブに考えられるようになります。
できるようになるまで何度も何度も繰り返しましょう。
加えて、一度テキストを読んで理解できなくても、時間をおいてからもう一度読んでみると
驚くほどスラスラ頭に入ってくることがあります。
これは勉強に限らず反復練習が必要なこと、スポーツや楽器の演奏にも共通することだと思います。
初めてのことでも1度、2度と経験することで頭の中でその情報を受け入れる土台が築かれるのではないでしょうか。
(余談ですが、私は幼少の頃ピアノを習っていたのですが、どうしてもできなかった曲が
1週間経つとできるようになっていた、という経験を何度かしています。もちろん練習はしましたが)
簿記のテキストを読んでいてどうしても理解できなければ、一旦そこで止めてしまいましょう。
そして、しばらく時間をおいてから(2,3日もしくは1週間とか)
もう一度同じ箇所を読み直してください。
きっと前より分かるようになっているはずです。
当たり前ですが、学習を進めていく上で、以前に学んだ箇所も復習していきましょう。
人の脳は3日間くらいで覚えたものを忘れてしまうそうです。
一所懸命頑張って覚えても、記憶を更新してあげなければ、徐々に忘れ去ってしまいます。
時々復習をして記憶の更新を怠らないで下さい。
音楽やラジオくらいならまだ構いませんが、目線を奪われるものは厳禁です。
経験的に言って、テレビを見ながらの勉強は、勉強だけをした時の
3分の1程度の効果しかありません。
しかも勉強した気になってしまうからタチが悪い。
テレビを見るときはテレビを見る。
ゲームをするときはゲームをする。
勉強するときは勉強だけをする。
これを肝に銘じてください。
集中力が全然違ってきます。
食事後にもすぐ勉強を始めたいのなら、食べすぎはやめましょう。
腹八分に留めておくのが吉。その方が健康的ですし。
簿記の学習では、
勘定科目(現金とか建物とか売上など、経済的価値の様態を表したようなものです)
の名称を覚える作業が少し困難です。
中には日常的に使用する名称もありますが、全く聞き覚えのないものも登場します。
しかもそれが結構多い(>_<)
そうするとだんだん眠くなってきて、勉強するのが嫌になってきます。
そこで諦めるのはもったいない!
一回で覚えられなくて当然なんです。
2回、3回と繰り返せば絶対に馴染みます。
アウトプットはその知識を用いて問題を解くことです。
簿記検定に合格することが目的なら、問題が解けるようになって初めてその勉強が成功したと言えます。
問題を解けなきゃ意味ないんです。
問題集を解くことで、自分が本当に理解できているのかが判明します。
また何が特に覚えるべき箇所なのかが分かります
(問題に出るということは試験制作者はその部分を大事だと考えている)
勉強を始めるときはまず過去問から始めるのが効率的だ、と仰る方もいます。
最初は絶対に分からないのですが、過去問を解くことで覚えるべきところが明確になり、
また問題の傾向も掴めて実践に強くなる、というメリットがあります。
問題集は必ず2周以上しましょう。
解けない問題は解けるようになるまで繰り返す。
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トコトン分かりやすく、漫画で読み進め易い簿記入門書。 恐縮ですが私の著書です。 一般的な入門書やテキストがあまり触れていない簿記の根本的な考え方に言及しています。 「なんでこんな仕訳をするの?」というところをしつこいくらい説明しています。 簿記検定の副読書としてもご活用ください。 対象は初学者、簿記3級合格者ですが、2級・1級合格者にも役立つ情報を掲載しています。 よろしければ本の中身サンプルをご覧ください。 読者様からいただいた感想もご参考ください(サイト全体に対するコメントも含まれています)。 |
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