【簿記入門講座】簿記入門の入門




簿記はとっつきにくい印象があります。
専門用語がたくさん登場し、その概念の理解のし難さが敷居を高めているようです。

そこで私が実践してきた途中でめげない勉強法をご紹介します。

簿記の勉強に限らず、新しい分野を学習する上での効率の良い勉強法です。

簿記の勉強法1 ざっくりと読み進める

簿記に限らず、どんな勉強にも言えることですが、
全く未知の分野を学ぶ時、始めから細部にこだわると勉強はなかなか前へ進みません。
大枠をつかみましょう。

大体何をやっているのか(どんな単語が出てくるのか)を漠然と把握しながら、
意味が分からなくても「ふーん」と思いながら、先へ進みましょう。
具体的には、巻頭の目次や章の導入文だけでも構いません。

とりあえず教材の全ページを15~30分くらいで読んでみましょう。

簿記の勉強法2 一回勉強して理解することは不可能

私は独自に「りんごアップルの法則」なるものを勝手に提唱しているのですが、
人の記憶というものは一回情報を入力しただけでは定着しません。

繰り返し、記憶を更新してやって、やっと定着するものなのです。
だから、

「一度勉強したところなのにどうして問題が解けないんだろう(´・ω・`)」

と嘆かないでください。
前提が間違っています。
「1回や2回勉強したくらいで覚えていないのは当たり前」という発想に切り替えてください。
そうすれば

「今回問題が解けなかったのは、まだまだ記憶の定着がなされていないからだ。
もっとやろう(`・ω・´)」

とポジティブに考えられるようになります。
できるようになるまで何度も何度も繰り返しましょう。

加えて、一度テキストを読んで理解できなくても、時間をおいてからもう一度読んでみると
驚くほどスラスラ頭に入ってくることがあります。
これは勉強に限らず反復練習が必要なこと、スポーツや楽器の演奏にも共通することだと思います。
初めてのことでも1度、2度と経験することで頭の中でその情報を受け入れる土台が築かれるのではないでしょうか。
(余談ですが、私は幼少の頃ピアノを習っていたのですが、どうしてもできなかった曲が
1週間経つとできるようになっていた、という経験を何度かしています。もちろん練習はしましたが)

簿記のテキストを読んでいてどうしても理解できなければ、一旦そこで止めてしまいましょう。
そして、しばらく時間をおいてから(2,3日もしくは1週間とか)
もう一度同じ箇所を読み直してください。

きっと前より分かるようになっているはずです。

簿記の勉強法3 必ずアウトプットを行う

テキストを読んで知識を蓄えるのがインプット。
アウトプットはその知識を用いて問題を解くことです。
簿記検定に合格することが目的なら、問題が解けるようになって初めてその勉強が成功したと言えます。

問題を解けなければ意味がありません。
問題集を解くことで、自分が本当に理解できているのかが判明します。

また何が特に覚えるべき箇所なのかが分かります
(問題に出るということは試験制作者はその部分を大事だと考えている)

勉強を始めるときはまず過去問から始めるのが効率的だ、と仰る方もいます。

最初は絶対に分からないのですが、過去問を解くことで覚えるべきところが明確になり、また問題の傾向も掴めて実践に強くなるというメリットがあります。

問題集は必ず2周以上しましょう。
そして解けない問題は解けるようになるまで繰り返すようにしましょう。

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