簿記2級入門講座 減価償却費

簿記検定とは直接的には関係のない話です。~
減価償却費についてのちょっとした裏話。

簿記2級入門講座 減価償却費

簿記2級では減価償却費の計算方法として定額法、定率法、生産高比例法があげられます。
しかし実際の会社では定額法と定率法が良く利用されています。

ところで、定額法と定率法の違いってなんなのでしょう?
どうやって定額法と定率法を使い分けているのか?

なんとなく簿記教材の問題とかを見ていると建物は定額法を使い、
備品は定率法を使っているパターンが多いようです。

 

減価償却費+修繕費が一定であるべきという考え方による。定率法の減価償却費は始めが大きく、徐々に小さくなっていく。反対に修繕費は経過年数と比例的に大きくなる。つまり定率法は修繕が必要な有形固定資産にのみ適用されるべきものであり、ここからソフトウェアのような無形固定資産に定率法を選択することは認められない。同様に平成10年4月以降に取得した建物に対しても定額法しか用いられない。これは建物に必要な修繕費は年数の経過に伴って増加するものではないからであり、定率法を利用する根拠がないと見なされたからである。


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Last-modified: 2019-12-19 (木) 17:58:45