オプション取引と先物取引は「将来の取引価格を決めておく」という意味では似た性質を持っています。
しかしオプション取引の方がはるかに柔軟性が高い取引だと言えます。
例を挙げて先物取引とオプション取引の違いを示します。
先物取引の場合
3ヶ月後の大豆を40,000円/tで購入(売却)する取引をする
この場合、3ヶ月後に大豆価格が38,000円/tになっていようと、42,000円/tになっていようと
40,000円/tで購入(売却)しなければなりません。
つまり、先物取引はお金のやり取りが将来に行われるだけで、今現在、売買取引をしているのと同じなのです。
先物の買いでも売りでも、原資産の動きに応じて利益・損失が大きく変動する可能性があります。
ゆえに、買いでも売りでも証拠金が必要になります。
オプション取引の場合
3ヶ月後の大豆を40,000円/tで購入できる権利を買う取引をする
この場合、3ヶ月後に大豆価格が38,000円/tになっていれば権利消失しプレミアムが損失額、
42,000円/tになっていれば権利行使して2,000円分が利益となります。