*はじめての日商簿記検定3級入門講座 掛取引 [#v552f117]
#description(全くの初心者から10週間で簿記2級に合格。122回日商簿記1級に80点(商24、会16、工15、原25)で合格。そんな私の勉強法や、おすすめ簿記教材・本を紹介しています。よろしければ参考にしてください。)
#keywords(とある会社の経理さん,絵日記,日商簿記)
&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; 商品売買では現金以外でも取引をすることがあります。~
掛取引や手形がこれにあたります。~
&imgfolder(in02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; 掛?手形って?~
&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; 掛というのは後日、お金を支払う口約束のことだね。~
手形というのは、掛取引よりも信頼性が高い証券のことです。~
これらは商品やサービスを提供・享受する対価に代金を受取る権利や支払う義務が発生します。~
で、これらを総称して

債権=代金を受取る権利~
債務=代金を支払う義務~

と呼びます。~
&imgfolder(in02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; ・・・ふ~ん?~
&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; まぁ、口で説明するより実際に仕訳を見た方が早いね。

■商品10,000円を掛で売り上げた。
 資産の増加→(売掛金) 10,000  /  (売上) 10,000←収益の増加
■商品10,000円を掛で仕入れた。
 費用の増加→(仕入) 10,000  /  (買掛金) 10,000←負債の増加

■商品10,000円を売り上げ、手形を受取った。
 資産の増加→(受取手形) 10,000  /  (売上) 10,000←収益の増加
■商品10,000円を仕入れ、手形を振り出した。
 費用の増加→(仕入) 10,000  /  (支払手形) 10,000←負債の増加

&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; こんな感じで使う勘定は
売掛金・買掛金・受取手形・支払手形
の4種類が基本になります。~
&imgfolder(in02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; なんか単純な名前だね。~
&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; そうだね。で、もちろんこれら債権債務は最終的に現金と交換されます。~
決済は以下のようになります。

■売掛金10,000円を回収した。
 資産の増加→(現金) 10,000  /  (売掛金) 10,000←資産の減少
■買掛金10,000円の支払いをした。
 負債の減少→(買掛金) 10,000  /  (現金) 10,000←資産の減少

■受取手形10,000円を取り立てた。
 資産の増加→(現金) 10,000  /  (受取手形) 10,000←資産の減少
■支払手形10,000円の支払いをした。
 負債の減少→(支払手形) 10,000  /  (現金) 10,000←資産の減少

&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; 大体基本的な仕訳はこんなところだね。~
結局のところ、現金の代わりに一時的に使うのが、掛であり手形だってことです。~
&imgfolder(in02.gif,日商簿記3級 掛取引){}; なるほど。これは割と簡単だったような気がする。~
でも、なんでわざわざこんな取引をするの?現金で取引した方が簡単なんじゃ?~
&imgfolder(pa02.gif,日商簿記3級 値引・返品){}; 確かに現金で取引した方が有利なことも多いね。~
債権のように貸倒れる(返してもらえない)心配がないという点でも現金は強いね。~
でも掛取引を行うことで、現在持っている資金以上の取引をすることが可能になるんだ。~
それに現金を管理するにも何かと費用がかかってしまう。~
だから信用できる会社相手であれば掛取引・信用取引を行うが一般的だね。~

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